2014年1月27日

紙のお話[1]

今回はペーパークラフトに使う紙についてです。
ここでは、ペーパークラフトの展開図を家庭用プリンターで出力する場合を想定してお話しています。

紙の目

紙は、「目」に沿う方向には、破りやすく折り曲げやすいのです。

ペーパークラフトでは、切るのはハサミやカッターを使うからいいとして、問題は紙をロール状に巻くときです。
特に、ただでさえ難しい細い円柱状のパーツ。
自分のプリンターで出力した展開図がうまく作れないときは、紙の目を確認してみるとよいかも。
一般的に使われている用紙はタテ目(紙の長いほうの辺に沿った目)の場合が多いみたいです。
(コピー用紙のような薄い紙にも目はあるようですが、まあ別に気にしなくても大丈夫でしょう。曲がらないなんてことはまずないので。)

紙の厚さ

各メーカーさんが〈ペーパークラフト用にオススメ〉として販売している家庭用プリンターの専用用紙は、だいたい0.21〜 0.23mmくらいの厚みです。
コピー用紙が0.09mmくらいなので、倍以上の厚みですね。

ペーパークラフトに使う紙には、これといった決まりはありません。
展開図を縮小して小さいペーパークラフトを作りたいときには、私はもっぱらコピー用紙を使っています。
むしろもっと薄い紙が欲しい・・・

紙の種類

造形の精密さを際だたせるため、あえてシンプルにホワイトモデルで勝負しているペーパークラフトもあります。
ですが、一般的には展開図に色が塗られていることが多いです。
家庭用プリンターで出力するには、「マット紙」と呼ばれるツヤのない紙をオススメします。
あえてツヤのある「コート紙」の質感を活かすのもいいかもしれませんが、マット紙と比べると色がのりにくく、インクが剥がれやすい気がします。(プリンターの機種によっても違うかな?)

つづく*

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